まつりに参加して頂いたみなさま、一緒につくって頂いたみなさまへスタッフ一同、心より申し上げます。

最高のまつりをありがとう

From Rinna、Zo、Urawo、Shin-yama、Nori

 

 

森の妖精まつり

 

わたしはまだ、妖精を見たことがありません。妖精ちっくな人はまわりにたくさんいます。

そのような人たちから、話を聞いたり、写真を見せていただくと、それは小さな人間のようだったり、

光のつぶのようだったり、生きた気泡のようだったりといろいろで、団体で連なってたり、四方にちらばってたりと

さまざま。ですが、その写真に写ってる人間たちは一様に笑っていて幸せそうでした。

またある天気のいい日に、澄んだせせらぎの向こう岸の青々としたセリのやわらかそうなベッドに、

ついさっきまで寝ころんでいただろうというぬけがらには何度か遭遇しました。

また強い雨のあとの森の中で、キラキラと輝きながら落下する水滴に足跡を見つけたこともあります。

それは枯葉の上に落下する前に空中ではじけとんだのでした。

みたことのあるものはそれだけ、いつだってもぬけの殻。後ろ姿さえも拝めやしない。たしかにあれは妖精のしわざなのに。

くやしい。いつか見てやると思って森を散歩していると声が聞こえたのです。

「森のこかげでどんじゃらほい。わたしたちが安心して暮らせる森のためにまつりを」と。